某所にて拍手御礼文に使ってたやつ。なにぶん、結構前に書いたやつなのでいろいろネタが古いです。そろそろ変えなきゃなー。
この二人の話
<1>
式「やあやあイルハ君」
イルハ「君か………………何故、一等身ピンク玉の、いかにも動き辛く歩き辛そうな着ぐるみを着て闊歩しているんだ?」
式「大変説明的かつ割と使い古された反応をありがとうございます。そして拍手ボタンをモチョリと押して下さった、画面の向こうの貴方、そう貴方です!ありがとうございます」
イ「拍手の礼をそんな所にねじ込むな。そして拍手ボタンはそんな何かが発酵したような音はしない」
式「え…」
ねちり…
んちゃ…むちゃ…くちゃ…ぐちゃ…
イ「……頼むから、呆然とした顔でそのボタンを連打しないでくれ。押す度に妙な菌がばらまかれているような気がしてしょうがない」
オ●ゼー『かもせー』
式「妙な菌ではないですよ。れっきとした、人の役に立つ菌です」
イ「本当にばらまいていたのか!?」
式「まあまあお気になさらず。とりあえずこの私特製乳酸菌たっぷり茶でも飲んで一息入れて下さい」
イ「いろいろと問い詰めたい所だが、君の事だ。のらりくらりとかわされ僕が疲れるだけになるだろう。…お茶、いただこうかな」
式「懸命な判断です。どうぞ、お茶うけの私特製ホットケーキです」
イ「すまな…ってエエ!?なんだこの蟻塚は!?」
式「ホットケーキです?」
イ「作成者も疑問系!?」
式「まあまあ、気にしたら負けですよ」
イ「…なあ、今この蟻塚動いたような気がするんだが。何か中に入ってないか!?」
式「中には誰もいませんよ?」
ないすぼーと.
イ「…これは後回しにしよう。先に茶を…………フブーーー!!!?」
式「わあ、綺麗な水柱。まるで漫画みたーい」
イ「な、な、なんだこれは…!?殺人的な味がしたぞ!?」
式「私特製ソルティーヨーグルトコーヒーです」
イ「…………は?」
式「砂糖とミルクを入れるのに抵抗を感じる乙女の為の飲料。ヨーグルトって、ヘルシーなイメージありますし。塩のお菓子って、なんか最近流行ってますし」
イ「……」
式「あわよくば商品化しようかと画策しているんですが、どうです?」
イ「……何も言わず君も飲んでみろ」
式「はい?(ごっくし)………………」
イ「どうだ?」
式「こ、これは…………ウマーーーーーーー!!!」
イ「えぇッ!?」
式「…ってなオチになる訳ないですよね。まずい。衝撃的なまずさです。なにこれ」
イ「なにこれも何も、君が作った……いや、理解してくれれば、いいんだ…」
<2>
イ「…で、先程はタイミングを逸して聞きそびれたのだが…何故そんな格好をしているんだ?」
式「たしまれくてい聞ぞくよ」
イ「読みにくい!ものすごく読みにくい!!」
式「?かすでいいばれすうこあゃじ」←
イ「矢印付けて誘導すればいいという話じゃない!普通に話…書?いや話せ!」
式「むう、マンネリ化した掛け合いに新たなる風を入れようとしましたのに」
イ「隙間風入れすぎて、ただでさえ纏まりのない話がどんどん穴ぼこだらけになってきているぞ」
式「そして肝心の本題が、その穴から流出しちゃうわけですね。わかります」
イ「理解しているなら、何故そうも明後日の方向に話を進めたがる?」
式「頭で理解するのは簡単ですけど、いざそういった事態に直面すると…」
イ「駄目なのか」
式「駄目なのです」
イ「………なあ、何故君の格好を質問しただけで、こんなぐだぐたな展開になるんだ?」
式「お約束、というやつではないでしょうか」
イ「断じて違うと主張したい」
<3>
イ「…で、今度こそ本題に入るぞ。いいか、僕がいいと言うまで余計な口を挟むなよ?」
式「ウィ、マドモァーゼル」
イ「………そこはかとなく馬鹿にされたような気がするが、敢えて追求はしないからな」
式「(・3・)」
イ「…そうか、その手で来たか。だが僕はくじけないぞ」
式「(゜∀゜)」
イ「『その台詞、嗜虐心をそそりますねえ』だと…?前々から思っていたが、君は実はかなり性格歪んでいるよな」
式「(*´∀`*)」
イ「褒めてない。断じて褒めてない。…って、また話がそれてしまった…」
式「┌(_Д_┌)┐」
イ「そこ!無意味にブリッジするな!」
式「( ゜Д゜ )」
イ「こっち見るな!」
式「(´・ω・`)」
イ「落ち込むな!…ああもう!いいから普通に喋れ!!」
式「くじけましたね」
イ「………」
PR